葬儀の気になること

お葬式を2度やった経験から感じたこと、気になったことを色々書きます。 ちなみに葬儀は仏式が1回、神式(天理教)を1回。

仏壇は置く?置かない?仏壇のメリットとデメリット

家族が亡くなると、お葬式をあげてお墓に納骨して、家には仏壇を置く、というのがいつの頃からの習わしとなっています。お葬式をあげてお墓に納骨する方は今でも大半だと思いますが、仏壇の方は置いている家庭は徐々に減っているようです。

一方で、一人暮らしでも置いている方もいます(仕事で個人のお宅にお邪魔することがあるのですが、お年寄りというわけではなく若い方でも置いている方もいらっしゃいます)。

私も父が亡くなり仏壇を置きましたが、その経験から仏壇のメリットとデメリットを紹介します。

仏壇を置くメリット

仏壇を置くメリットとして一番感じたのは、線香をあげにくる方に対して対応しやすいこと。
お葬式などが終わってから亡くなったことを知り、線香をあげに来られる方はどうしてもいますが、仏壇があれば仏壇に線香をあげればいいわけで、話が早いのです。外からの来客だけでなく、自分が線香をあげたい時にいつでもできることもメリットです。

もし仏壇がないとなると、どう対応したらいいのかよくわかりません。聞いたところでは自宅に遺骨を安置する際に使う祭壇にお参りしてもらえばいいそうです。一般的には四十九日の法要後に納骨するため、祭壇も片付けてしまいますが(祭壇も葬儀社からのレンタルなので費用が発生します)、納骨後や四十九日に納骨せずに一周忌まで祭壇を置いておくというケースもあるそうです。

祭壇ではなく、位牌、線香立て、ろうそ立て、お鈴などを置くだけの、簡素な仏壇もあるので、そういったものでもあるといいかと思います。

便利そうだと思ったのが、遺骨を収納できる仏壇のような形の棚です。分骨などで家に遺骨を置く形態を手元供養と呼びます。遺骨を自宅で安置することは法律的にも問題ありませんし、特別な費用もかかりません。しかし、いざ置くとなるとふさわしい場所が欲しくなると思います。骨壷のまま自宅に安置する場合は、仏壇に近いものを使うのは合理的だと思いました。

仏壇を置くデメリット

見も蓋もありませんが、金銭的な部分がまずデメリットでしょう。仏壇は安いものでも10万円程度、高いものであれば数百万円もします。特に信仰心があるわけでもないのに、その値段を払えるかというと、難しいと感じる方は多いと思います。
仏壇を置くと開眼供養というのも行うので、仏壇の費用だけでなくそれを行うためのお布施にもお金がかかります。いきなりお金のことばかりですが、大切だと思います。

次が、スペースです。
仏壇はそれなりのサイズですし、仏壇の上には物を置かない、宗派によっては仏壇の向きなどのルールもあります。仏壇の上はデッドスペースになります。置くとなれば物置の隅というわけにもいきません。小さいものでも、場所を選びますし、場所をとりますとります。

仏壇を買う時に色々聞きましたが、最近ではマンションなどの方も多く、従来からあるような大きい仏壇は売れないそうで非常に小さいサイズのものが中心だそうです。また、金箔でギラギラしたものも好まれないそうです。そのため、小さい白木の仏壇でも木材にこだわったものは、いいお値段がついていました。集合住宅で場所が確保できない場合など、位牌と線香を棚の上に置くだけ、というような形も増えているとのことです。

まとめ

仏壇を置く一番のメリットは供養出来ることだと思いますが、どうしても仏壇でなければ供養できないということはありません。昔ながらの大きな仏壇を置く必要はそれほど感じませんが、線香を上げたり手を合わせたり出来るようにしておく方が何かと都合もいいですし、供養の気持ちも続くと思うので、小さなものでも置いた方がいいと思います。

特に亡くなってから時間が経っていない頃は気持ちが落ち着かなかったりするので、何かあるといいと思います。

そして供養するために仏壇を購入する際は、まずは置く場所を考えてからにした方がいいかと思います。置く場所に見合った仏壇を予算内で選ぶと、ちょうどいいものになると思います。

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