葬儀の気になること

お葬式を2度やった経験から感じたこと、気になったことを色々書きます。 ちなみに葬儀は仏式が1回、神式(天理教)を1回。

供花のルールやマナー

供花はきょうか、くげと読みます。斎場の祭壇の周りに置かれる花で二段になっているもの一段のもの、籠盛り状のものなど様々なものがあります。葬儀の時だけでなく、ご遺族の自宅に送る場合もあります。花をもらって悪い気はしませんし、宗派なども問わず、ろうそくや線香と較べて便利でもあります。
使い勝手のいい供花ですが、多少ルールやマナーのようなものものもあるので知っておく事も大切です。

供花に添える立て札のルール

供花の立て札には孫一同、同期一同、従業員一同、友人一同、有志一同のように連名の場合は最後に一同を付けます。

有人一同とするとちょっとへんな感じがありますが、人数が多い場合は個人名を連ねるよりも友人一同とすることが多いようです。数名で供花を出す場合は個人名を並べた方がいいかと思います。供花に対しても香典と同じように返礼する方が多いので、友人一同よりも個人名がわかる方がありがたいという事情もあります。

○○株式会社、○○同好会、などの組織名を使う場合が多くあります。組織名は略称を使わずに正式名称を使います。部署名がつく場合は部署名まで書きます。「株式会社○○ 営業部一同」みたいな感じです。
組織名に役職名と名前というパターンもあります「株式会社○○ 代表取締役社長 ○○」みたいな感じです。

葬儀に似つかわしくない組織名の場合、社名などはしょうがないのでそのまま、サークル名などであれば別の表現に代えた方がいいでしょう。

個人名を数名並べて書く場合は右側の方から順に偉い方の名前を書きます。友人などの場合は特に気にしなくてもいいかと思います。

香典と供花

基本的に供花も香典も同じ意味あいのものなので、供花のみでも失礼にあたりません。個人名の香典の他に連名で供花という方もいらっしゃいます。

供花の注文、代金の支払い

香典や供花を辞退するご遺族も増えていますので、まずは辞退されていないことを確認します。
葬儀社は喪主の方に供花の注文書を渡していますので、注文する場合は遺族の方に連絡をして注文書に書いてもらう方法があります。この場合、注文書には供花の値段と札に書く内容を記すのですが、手間をかける事を考えると親戚や親しい友人などでなければこの方法は控えた方がいいでしょう。

なので葬儀場に直接連絡をして注文します。支払いは香典と一緒にお花代、お花料などとしてお渡しするか、葬儀社によっては遺族を通さずに葬儀社に直接支払うことも出来ます。会社などから供花を出す場合は領収書が必要になるので、ほとんどの葬儀社で供花の支払いの対応をしてもらえると思います。お通夜や葬儀の際に香典の受付とは別のフロントのようなところに葬儀社の方が対応することが多いようです。

供花か花輪か

地域によっては供花は親しい関係の方から会社関係などは花輪を出す、という決まりがあることも。ただし、花輪は葬儀場によっては設置する場所がないため受け付けていないこともあります。都市部の葬儀場ではスペースの問題で花輪が設置できない、数が限られることもあり花輪はローカルなものになってきているので、社員の親族など遠方へ花輪を出す場合は確認が必要です。
生花は葬儀後も自宅の祭壇などにしばらく使えますので、花輪よりも生花の供花の方が喜ばれるのではないでしょうか。